正答1
解説
正解は1です。
密結合マルチプロセッサは、複数のプロセッサが1つの主記憶を共有し、1つのOSで制御される構成です。
プロセッサを増やしても、台数に比例して性能が向上しない理由が問われています。
【選択肢別解説】
1:○ 密結合では全プロセッサが同じ主記憶を共有します。
そのため、複数のプロセッサが同時に主記憶へアクセスすると競合が起こり、待ち時間が生じます。
これが、性能が台数に比例しない最も大きな要因です。
2:× 通信回線を介してプロセッサ間で通信するのは、疎結合マルチプロセッサの特徴です。
密結合では主記憶を共有するので、通信回線による通信は要因になりません。
3:× ディスパッチ処理は、実行可能状態のタスクにプロセッサを割り当てる処理です。
単一プロセッサでも発生する処理であり、マルチプロセッサ特有の性能低下要因ではありません。
4:× 割込み処理は、単一プロセッサのシステムでも発生します。
プロセッサ数を増やしたときに性能が比例しない主な要因とはいえません。
【ポイント】
密結合は「主記憶共有」、疎結合は「主記憶が別で通信で連携」と区別しましょう。
並列化しても性能が比例しない現象は、アムダールの法則とあわせて出題されます。