稼働率がxである装置を四つ組み合わせて,図のようなシステムを作ったときの稼働率をf(x)とする。
区間0≦x≦1におけるy=f(x)の傾向を表すグラフはどれか。
ここで,破線はy=xのグラフである。
正答4
解説
正解は4です。
図のシステムは、稼働率xの装置2台を直列にした組を、2組並列に接続した構成です。
選択肢の4つのグラフは、曲線と破線y=xの位置関係が異なります。
1のグラフは常に破線より上、2は常に下、3は前半が上で後半が下、4は前半が下で後半が上を通ります。
【計算】
直列2台の稼働率はx×x=x^2です。
これを2組並列にすると、f(x)=1-(1-x^2)^2=2x^2-x^4です。
f(x)とxが等しくなる点を求めると、2x^2-x^4=xです。
x≠0として整理すると、x^3-2x+1=0、つまり(x-1)(x^2+x-1)=0です。
0<x<1の解は、x=(-1+√5)÷2≒0.62です。
x=0.5のとき、f(0.5)=0.5-0.0625=0.4375で、0.5より小さくなります。
x=0.8のとき、f(0.8)=1.28-0.4096=0.8704で、0.8より大きくなります。
【選択肢別解説】
1:× 曲線が常に破線より上にあるグラフです。
これは装置を並列にしたときのような傾向です。
本問のf(x)はx=0.5でxより小さくなるので当てはまりません。
2:× 曲線が常に破線より下にあるグラフです。
これは装置を直列にしたときのような傾向です。
本問のf(x)はx=0.8でxより大きくなるので当てはまりません。
3:× 前半は破線より上、後半は破線より下を通るグラフです。
本問のf(x)とは上下関係が逆なので誤りです。
4:○ x≒0.62より小さい範囲では破線の下、大きい範囲では破線の上を通るS字形のグラフです。
計算結果と一致します。
【ポイント】
直列を含む構成は、稼働率が低いときに不利、高いときに冗長化の効果が大きくなります。
具体的な値を代入してy=xと比べると、グラフ問題を素早く判定できます。