A社とB社の比較表から分かる,A社の特徴はどれか。
単位 億円
|A社|B社
売上高|1,000|1,000
変動費|500|800
固定費|400|100
営業利益|100|100
正答1
解説
正解は1です。
この問題は、売上高・変動費・固定費の比較から、A社の収益構造の特徴を読み取るものです。
限界利益は売上高から変動費を引いた額、限界利益率はその売上高に対する割合です。
損益分岐点売上高は、固定費÷限界利益率で求めます。
【計算】
A社の限界利益率:(1,000-500)÷1,000=0.5(50%)
B社の限界利益率:(1,000-800)÷1,000=0.2(20%)
A社の損益分岐点売上高:400÷0.5=800億円
B社の損益分岐点売上高:100÷0.2=500億円
売上高が100億円増えたときの利益の増加:A社は50億円、B社は20億円
【選択肢別解説】
1:○ A社は限界利益率が50%と高く、売上高の増加分の半分が利益の増加になります。
B社の20%に比べ、売上高の増加が大きな利益に結び付きやすいといえます。
2:× A社の限界利益率は50%で、B社の20%より高くなっています。
変動費の比率が低いので、限界利益率は低いのではなく高いです。
3:× A社の損益分岐点売上高は800億円で、B社の500億円より高くなっています。
固定費が大きいため、損益分岐点は低いのではなく高いです。
4:× A社は固定費が大きく損益分岐点が高いため、売上高が減ると利益も大きく減ります。
売上高が200億円減ると損益分岐点に達するので、不況抵抗力はB社より弱いです。
【ポイント】
固定費が大きく限界利益率の高い企業は、好況時に利益が伸びやすい一方、不況時には赤字に陥りやすい構造です。
不況抵抗力は、損益分岐点が低く、安全余裕率が高いほど強くなります。