化学製品を製造する化学プラントに,情報ネットワークと制御ネットワークがある。
この二つのネットワークを接続し,その境界に,制御ネットワークのセキュリティを高めるためにDMZを構築し,制御ネットワーク内の機器のうち,情報ネットワークとの通信が必要なものをこのDMZに移した。
DMZに移した機器はどれか。
正答4
解説
正解は4です。
この問題は、制御ネットワークを守るために設けたDMZ(DeMilitarized Zone、非武装地帯)に置くべき機器を問うています。
DMZには、外部(ここでは情報ネットワーク)との通信が必要な機器だけを置き、制御ネットワークへの直接の通信を減らします。
【選択肢別解説】
1:× 温度・流量・圧力を計測するセンサは、コントローラとやり取りする制御ネットワーク内の機器です。
情報ネットワークと直接通信する必要はないので、DMZには移しません。
2:× 測定値を監視して設定値を入力する操作端末は、コントローラと通信する制御ネットワーク内の機器です。
プラントの操業に直結するため、制御ネットワーク内で保護します。
3:× 測定値が設定値に一致するよう調整するコントローラは、制御の中核となる機器です。
情報ネットワークとの通信は不要で、最も保護すべき機器なのでDMZには置きません。
4:○ パッチ管理サーバは、情報ネットワークからアップデートソフトウェアを入手し、制御ネットワークの機器へ提供します。
両方のネットワークとの通信が必要なので、境界のDMZに置くことで制御ネットワークへの直接の通信を避けられます。
【ポイント】
DMZは、外部と内部の両方とやり取りが必要な機器を置く緩衝地帯です。
企業のネットワークでは、公開WebサーバやメールサーバをDMZに置くのが典型例です。