PCが,NAPT(IPマスカレード)機能を有効にしているルータを経由してインターネットに接続されているとき,PCからインターネットに送出されるパケットのTCPとIPのヘッダのうち,ルータを経由する際に書き換えられるものはどれか。
正答4
解説
正解は4です。
この問題は、NAPT(Network Address Port Translation、IPマスカレード)でルータが書き換えるヘッダ項目を問うています。
NAPTは、複数の端末のプライベートIPアドレスを一つのグローバルIPアドレスに変換し、ポート番号で端末を区別する仕組みです。
【選択肢別解説】
1:× 宛先のIPアドレスとポート番号は、インターネット上の通信相手を表します。
送信パケットでこれを書き換えると相手に届かなくなるので、NAPTでは書き換えません。
2:× 送信元のIPアドレスは書き換えますが、宛先のIPアドレスは書き換えません。
宛先は通信相手のサーバのアドレスのまま送り出されます。
3:× 送信元のポート番号は書き換えますが、宛先のポート番号は書き換えません。
宛先ポート番号は相手のサービス(Webなら80番など)を示すので、そのまま使います。
4:○ NAPTは、送信元のプライベートIPアドレスをルータのグローバルIPアドレスに書き換えます。
同時に送信元ポート番号も書き換え、戻りパケットのポート番号から元の端末を特定して転送します。
【ポイント】
NATはIPアドレスだけを1対1で変換し、NAPTはIPアドレスとポート番号を組にして変換します。
NAPTでは一つのグローバルIPアドレスを複数の端末で共有できます。