アローダイアグラムで表される作業A〜Hを見直したところ,作業Dだけが短縮可能であり,その所要日数は6日に短縮できることが分かった。
作業全体の所要日数は何日短縮できるか。
正答3
解説
正解は3です。
アローダイアグラムの所要日数は、開始から終了までの最も長い経路(クリティカルパス)で決まります。
作業Dを短縮したあと、別の経路が新たなクリティカルパスになる点に注意します。
【計算】
図の作業は、A(5日)のあとBとCに分かれます。
B(3日)は上側の結合点へ、C(5日)は下側の結合点へ進みます。
D(10日)は、Cのあとの下側の結合点から上側の結合点へ向かう作業です。
上側の結合点からはE(5日)が右上の結合点へ進み、そこからG(3日)で終点へ向かいます。
右上の結合点からは、点線のダミー作業がH(6日)の開始点へ延びています。
Cのあとの結合点からはF(12日)がHの開始点へ進み、H(6日)で終点へ向かいます。
短縮前の最早結合点時刻は、Aの終了が5日、Cの終了が10日です。
上側の結合点は、Bからの8日とDからの20日のうち大きい20日です。
右上の結合点は、Eを加えて20+5=25日です。
Hの開始点は、Fからの22日とダミーからの25日のうち大きい25日です。
終点は、Gからの28日とHからの31日のうち大きい31日です。
Dを6日に短縮すると、上側の結合点は16日、右上の結合点は21日です。
Hの開始点は、Fからの22日とダミーからの21日のうち大きい22日です。
終点は、Gからの24日とHからの28日のうち大きい28日です。
短縮できる日数は31−28=3日です。
【選択肢別解説】
1:× 1日では短縮量を少なく見積もっています。
全体は31日から28日になるので、3日短縮できます。
2:× 2日も短縮量が不足しています。
Dを短縮すると、A、C、F、Hの経路の28日が新たな最長経路になり、3日短縮できます。
3:○ 全体の所要日数は31日から28日になり、3日短縮できます。
新たなクリティカルパスはA、C、F、Hの経路です。
4:× Dは4日短縮されますが、全体も4日短縮されるわけではありません。
A、C、F、Hの経路の28日が残るため、短縮は3日にとどまります。
【ポイント】
クリティカルパス上の作業を短縮しても、別の経路が新たな最長経路になれば、全体の短縮量は作業の短縮量より小さくなります。
短縮後は、すべての経路を計算し直して確認します。