4種類の装置で構成される次のシステムの稼働率は,およそ幾らか。
ここで,アプリケーションサーバとデータベースサーバの稼働率は0.8であり,それぞれのサーバのどちらかが稼働していればシステムとして稼働する。
また,負荷分散装置と磁気ディスク装置は,故障しないものとする。
(システム構成図:負荷分散装置-アプリケーションサーバ×2とデータベースサーバ×2が交差接続-磁気ディスク装置)
正答3
解説
正解は3です。
図では、負荷分散装置の下にアプリケーションサーバが2台並び、その下にデータベースサーバが2台並んでいます。
アプリケーションサーバとデータベースサーバの間は交差して接続されており、どちらのアプリケーションサーバもどちらのデータベースサーバとも通信できます。
そのため、「アプリケーションサーバ2台の並列」と「データベースサーバ2台の並列」を直列につないだ構成として計算します。
【計算】
アプリケーションサーバ2台がともに停止する確率は(1-0.8)×(1-0.8)=0.04です。
アプリケーションサーバ部分の稼働率は1-0.04=0.96です。
データベースサーバ部分も同様に稼働率は0.96です。
両方の部分が稼働する必要があるので、0.96×0.96=0.9216です。
およそ0.92となります。
【選択肢別解説】
1:× 0.64は0.8×0.8で、各サーバが1台ずつしかない直列構成の稼働率です。
2台並列の効果が考慮されていません。
2:× 0.77は0.8×0.96≒0.77で、片方の段を1台だけとみなした値です。
図ではどちらの段も2台が並列になっています。
3:○ 並列部分の稼働率0.96を直列に2段つないだ0.9216で、およそ0.92です。
4:× 0.96は、アプリケーションサーバかデータベースサーバのどちらか一方の並列部分だけの稼働率です。
もう一方の段も直列に掛ける必要があります。
【ポイント】
並列部分は「1-(全部止まる確率)」、直列部分は「稼働率の積」です。
交差接続なら段ごとの並列を直列に、交差なしなら系統ごとの直列を並列にして計算します。