売上高が7,000万円のとき,200万円の損失,売上高が9,000万円のとき,600万円の利益と予想された。
売上高が8,000万円のときの変動費は何万円か。
ここで,売上高が変わっても変動費率は変わらないものとする。
正答3
解説
正解は3です。
この問題は、2つの売上高と損益の予想から変動費率を求め、売上高8,000万円のときの変動費を計算するものです。
利益は「売上高-変動費-固定費」で、変動費は「売上高×変動費率」です。
固定費と変動費率は売上高が変わっても一定なので、2つの売上高の差と利益の差から変動費率がわかります。
【計算】
売上高の差は 9,000-7,000 = 2,000万円 です。
利益の差は 600-(-200) = 800万円 です。
売上高が1増えると利益は 800÷2,000 = 0.4 増えるので、限界利益率は0.4です。
変動費率は 1-0.4 = 0.6 です。
売上高8,000万円のときの変動費は 8,000×0.6 = 4,800万円 です。
確認として、固定費は 7,000×0.4-(-200) = 3,000万円 です。
売上高9,000万円のときの利益は 9,000×0.4-3,000 = 600万円 となり、条件と一致します。
【選択肢別解説】
1:× 3,200万円は8,000×0.4で、限界利益(売上高-変動費)に当たる値です。
変動費率と限界利益率を取り違えています。
2:× 4,000万円は、変動費率を0.5とした場合の値です。
売上高と利益の変化から求めた変動費率0.6と合いません。
3:○ 変動費率0.6を売上高8,000万円に掛けた4,800万円です。
4:× 5,600万円は8,000×0.7で、変動費率を0.7とした場合の値です。
求めた変動費率0.6と合いません。
【ポイント】
売上高が2点与えられた損益の問題は、差をとって変動費率(または限界利益率)を先に求めると解きやすくなります。
損益分岐点売上高は「固定費÷(1-変動費率)」で、この問題では 3,000÷0.4 = 7,500万円 です。