正答1
解説
正解は1です。
この問題は、システム監査で母集団の一部を抽出して調べるサンプリング(試査)に関する用語を問うています。
【選択肢別解説】
1:○ 許容逸脱率は、監査人が受け入れることができる、所定の内部統制からの逸脱の割合です。
許容逸脱率を低く設定するほど多くのサンプルが必要になるため、サンプル件数を決める際の指標として用いられます。
2:× サンプリングリスクは、サンプルから得た結論が、母集団全体を調べた場合の結論と異なってしまうリスクです。
固有リスクと統制リスクを組み合わせたものは、重要な虚偽表示リスクと呼ばれる別の概念です。
3:× 統計的サンプリングは、サンプルを無作為に抽出し、確率論に基づいて結果を評価する方法です。
特定の種類の例外取引を全て抽出するのは特定項目の抽出であり、統計的サンプリングではありません。
4:× 母集団は、監査人が結論を導き出すために必要なデータ全体のことです。
リスクの高いデータだけを集めたものではありません。
【ポイント】
許容逸脱率が低いほど、また予想される逸脱率が高いほど、必要なサンプル件数は多くなります。
サンプリングでは、サンプルの結果が母集団の結論と異なるサンプリングリスクを常に考慮する必要があります。