いずれも時価100円の株式A~Dのうち,一つの株式に投資したい。
経済の成長を高,中,低の三つに区分したときのそれぞれの株式の予想値上がり幅は,表のとおりである。
マクシミン原理に従うとき,どの株式に投資することになるか。
表(単位 円)/株式\経済の成長|高|中|低/A|20|10|15/B|25|5|20/C|30|20|5/D|40|10|-10
正答1
解説
正解は1です。
マクシミン原理は、各選択肢で起こり得る最悪の結果(最小値)を比べ、その最小値が最も大きい選択肢を選ぶ考え方です。
最悪の場合に備える、悲観的で慎重な意思決定の基準です。
【計算】
株式Aの最小値は、20、10、15のうち10円です。
株式Bの最小値は、25、5、20のうち5円です。
株式Cの最小値は、30、20、5のうち5円です。
株式Dの最小値は、40、10、−10のうち−10円です。
最小値の中で最大なのは、株式Aの10円です。
【選択肢別解説】
1:○ 株式Aは、どの経済状況でも少なくとも10円値上がりします。
最悪の場合の値上がり幅が4つの株式の中で最も大きいので、マクシミン原理ではAを選びます。
2:× 株式Bは、経済の成長が中のときに5円しか値上がりしません。
最悪の場合の値がAの10円より小さいので選ばれません。
3:× 株式Cは、経済の成長が低のときに5円しか値上がりしません。
最悪の場合の値がAより小さいので選ばれません。
4:× 株式Dは、経済の成長が高のときは40円と最大ですが、低のときは10円値下がりします。
最大値が最も大きいものを選ぶマクシマックス原理ならDになりますが、マクシミン原理では選ばれません。
【ポイント】
マクシミン原理は「最小値の最大化」、マクシマックス原理は「最大値の最大化」です。
ほかに、後悔(機会損失)の最大値を最小にするミニマックス後悔原理もあります。