他の技法では答えが得られにくい,未来予測のような問題に多く用いられ,(1)~(3)の手順に従って行われる予測技法はどれか。
(1)複数の専門家を回答者として選定する。
(2)質問に対する回答結果を集約してフィードバックし,再度質問を行う。
(3)回答結果を統計的に処理し,分布とともに回答結果を示す。
正答4
解説
正解は4です。
問題文の手順は、複数の専門家に質問し、回答を集約してフィードバックしたうえで再度質問を繰り返し、最後に統計的に処理して示すというものです。
これは、専門家の意見を収束させて将来を予測するデルファイ法の手順です。
【選択肢別解説】
1:× クロスセクション法は、ある一時点で、地域や企業など多数の対象のデータを横断的に比較して分析する方法です。
専門家への繰り返しの質問は行いません。
2:× シナリオライティング法は、将来起こり得る状況を複数のシナリオとして文章で描き、それぞれへの対応を検討する方法です。
回答の統計処理は行いません。
3:× 親和図法は、言葉で表された多くの情報を、内容の近いもの同士でグループにまとめて整理する方法です。
KJ法とも呼ばれ、予測技法ではありません。
4:○ デルファイ法は、複数の専門家に匿名で質問し、回答の集約結果をフィードバックしながら質問を繰り返す方法です。
意見を収束させ、最後に統計的に処理した結果を分布とともに示します。
【ポイント】
デルファイ法では回答者を匿名にすることで、声の大きい人や権威ある人の意見に引きずられることを防ぎます。