A社のWebサーバは,サーバ証明書を使ってTLS通信を行っている。
PCからA社のWebサーバへのTLSを用いたアクセスにおいて,当該PCがサーバ証明書を入手した後に,認証局の公開鍵を利用して行う動作はどれか。
正答3
解説
正解は3です。
サーバ証明書には、Webサーバの公開鍵などの情報と、それを発行した認証局(CA:Certificate Authority)のディジタル署名が含まれています。
PCは、認証局の公開鍵を使ってこの署名を検証し、証明書が本物であることを確かめます。
【選択肢別解説】
1:× 暗号化通信に使う共通鍵の素材を暗号化するときに使うのは、認証局ではなくWebサーバの公開鍵です。
認証局の公開鍵は、証明書の検証にだけ使います。
2:× 共通鍵を認証局の公開鍵で復号することはありません。
公開鍵で暗号化したものは、対になる秘密鍵でしか復号できません。
3:○ 認証局は、自らの秘密鍵でサーバ証明書に署名しています。
PCは認証局の公開鍵でその署名を検証し、証明書が改ざんされておらず、信頼できる認証局が発行したものであることを確認します。
4:× 利用者が入力した秘匿データは、TLSで確立した共通鍵で暗号化して送ります。
認証局の公開鍵で暗号化しても、Webサーバは復号できません。
【ポイント】
認証局の公開鍵は、ブラウザやOSにあらかじめ組み込まれたルート証明書に含まれています。
「認証局の公開鍵は証明書の検証、サーバの公開鍵は鍵交換」と役割を分けて覚えましょう。