CPUと磁気ディスク装置で構成されるシステムで,表に示すジョブA,Bを実行する。
この二つのジョブが実行を終了するまでのCPUの使用率と磁気ディスク装置の使用率との組合せのうち,適切なものはどれか。
ここで,ジョブA,Bはシステムの動作開始時点ではいずれも実行可能状態にあり,A,Bの順で実行される。
CPU及び磁気ディスク装置は,ともに一つの要求だけを発生順に処理する。
ジョブA,Bとも,CPUの処理を終了した後,磁気ディスク装置の処理を実行する。
表(単位 秒)/ジョブ|CPUの処理時間|磁気ディスク装置の処理時間/A|3|7/B|12|10
(列見出し:CPUの使用率|磁気ディスク装置の使用率)
正答2
解説
正解は2です。
ジョブA、Bの処理を時間軸上に並べ、全体の終了時刻を求めてから使用率を計算します。
CPUも磁気ディスク装置も一度に1つの要求しか処理できず、各ジョブはCPU処理の後に磁気ディスク処理を行います。
【計算】
CPUは、0〜3秒にジョブA、3〜15秒にジョブBを処理します。
磁気ディスク装置は、3〜10秒にジョブA、15〜25秒にジョブBを処理します。
ジョブBの磁気ディスク処理はCPU処理が終わる15秒からしか始められないので、全体の終了は25秒です。
CPUの使用率=(3+12)÷25=15÷25=0.60
磁気ディスク装置の使用率=(7+10)÷25=17÷25=0.68
【選択肢別解説】
1:× 0.47と0.53は、15÷32と17÷32に相当し、全体時間を32秒(全処理時間の単純合計)とした値です。
CPUと磁気ディスクは並行して動けるので、全体時間は25秒です。
2:○ 全体の経過時間25秒に対して、CPUは15秒、磁気ディスク装置は17秒使われます。
使用率はそれぞれ0.60と0.68になります。
3:× 0.79と0.89は、15÷19と17÷19に相当し、全体時間を短く見積もった値です。
ジョブBの磁気ディスク処理は15秒まで始められないため、全体は25秒になります。
4:× 0.88と1.00は、17秒を全体時間とみなした場合などの値です。
磁気ディスク装置には10〜15秒の空き時間があるので、使用率が1.00になることはありません。
【ポイント】
使用率は「装置が実際に使われた時間÷全体の経過時間」です。
時間の流れを図にし、待ちや空き時間を正しく反映することが解答の鍵です。