修了試験 2026-06-14実施分 基本情報技術者試験 問1
絶対値の差が大きい複数の浮動小数点数の合計値を求める。 情報落ちの発生を防ぐための工夫として,適切なものはどれか。
正答3
解説
正解は3です。 情報落ちとは、絶対値が大きく異なる数どうしを加減算したとき、小さいほうの数の下位桁が結果に反映されずに失われる誤差です。 浮動小数点数の加算では指数部をそろえるため、小さい数の仮数部が右へずらされ、有効桁からはみ出した部分が切り捨てられます。 【選択肢別解説】 1:× 絶対値の大きい順に足すと、合計がすぐ大きくなります。 そのあとに足す小さい値ほど合計との差が開き、情報落ちが起きやすくなります。 正しくは小さい順に足します。 2:× 絶対値の差が大きい値どうしの加算こそが情報落ちの原因です。 それを優先すると誤差が増えるので、対策とは逆の工夫です。 3:○ 絶対値の小さい値から順に足すと、小さい値どうしがまとまって、ある程度の大きさになってから大きい値に加えられます。 これにより下位桁が切り捨てられる量が減り、情報落ちを防げます。 4:× 絶対値のほぼ等しい異符号の数の加算(実質的な引き算)を減らすのは、桁落ちへの対策です。 桁落ちは有効桁数が大きく減る誤差で、情報落ちとは別の現象です。 【ポイント】 情報落ちは「大きな数+小さな数」で小さい数が消える誤差、桁落ちは「ほぼ等しい数の差」で有効桁が減る誤差です。 情報落ちの対策は小さい順に足すこと、桁落ちの対策は式を変形して近い値どうしの引き算を避けることと覚えましょう。まとめて解く
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