修了試験 2024-12-08実施分 基本情報技術者試験 問16
入力XとYの値が同じときにだけ,出力Zに1を出力する回路はどれか。

正答3
解説
正解は3です。 入力XとYが同じとき(00または11)にだけZ=1となるのは、排他的論理和の否定(一致回路)です。 図の4つの回路は、どれも「XとYを直接入れたゲート」と「XとYをそれぞれNOT回路で反転してから入れたゲート」の出力を、最後のゲートでまとめる形です。 回路ごとに使っているゲートの種類が違います。 【計算】 選択肢1(図のア)はすべてANDゲートで、Z=(X・Y)・(¬X・¬Y)です。 XとYが同時に1かつ0になることはないので、常にZ=0です。 選択肢2(図のイ)はすべてORゲートで、Z=(X+Y)+(¬X+¬Y)です。 XとYのどちらかが1ならX+Yが1になり、どちらも0なら¬X+¬Yが1になります。 したがって、入力にかかわらず常にZ=1です。 選択肢3(図のウ)はすべてNANDゲート(出力側に小さな丸の付いたAND)です。 1段目の出力は¬(X・Y)と¬(¬X・¬Y)です。 2段目のNANDで、Z=¬(¬(X・Y)・¬(¬X・¬Y))=X・Y+¬X・¬Yとなります。 これはXとYが両方1か、両方0のときだけ1になる一致回路です。 選択肢4(図のエ)はすべてNORゲート(出力側に小さな丸の付いたOR)です。 1段目の出力は¬(X+Y)=¬X・¬Yと、¬(¬X+¬Y)=X・Yです。 2段目のNORで、Z=¬(¬X・¬Y+X・Y)となり、XとYが異なるときだけ1になる排他的論理和です。 【選択肢別解説】 1:× 選択肢1(図のア)はAND回路だけで構成され、入力にかかわらず常にZ=0になります。 XとYが同じときに1を出力できません。 2:× 選択肢2(図のイ)はOR回路だけで構成され、入力にかかわらず常にZ=1になります。 XとYが異なるときにも1を出力してしまいます。 3:○ 選択肢3(図のウ)はNAND回路だけで構成され、Z=X・Y+¬X・¬Yになります。 XとYが同じときにだけ1を出力するので、条件を満たします。 4:× 選択肢4(図のエ)はNOR回路だけで構成され、XとYが異なるときにだけ1を出力する排他的論理和になります。 求める回路とは出力が逆です。 【ポイント】 NANDを2段重ねると、ド・モルガンの法則により「ANDの結果をORでまとめた回路」と同じ働きになります。 一致回路はX・Y+¬X・¬Y、排他的論理和はその否定と覚えておきましょう。まとめて解く
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