修了試験 2023-06-11実施分 基本情報技術者試験 問57
図は,定量発注方式の在庫モデルを表している。 発注aの直後に使用量の予測が変わって,納品aの直前の時点における在庫量予測が安全在庫量Sから①で示されるXになるとき,発注a時点での発注量Eに対する適切な変更はどれか。 ここで,発注直後の発注量の変更は可能であり,納品直後の在庫量は最大在庫量を超えてはならないものとする。

正答4
解説
正解は4です。 定量発注方式の在庫モデルで、使用量の予測が変わったときの発注量の調整を問う問題です。 定量発注方式では、在庫量が発注点Kまで減ったときに、一定量Eを発注します。 図では、在庫量は最大在庫量から右下がりの直線で減っていきます。 在庫量が発注点Kと交わる時点が発注a、調達期間を経て在庫量が安全在庫量Sまで下がった時点が納品aです。 納品aで発注量Eが届き、在庫量は縦に跳ね上がって最大在庫量に戻ります。 つまり当初の予定では、S+Eが最大在庫量になるようにEが決められています。 ①は、納品a直前の在庫量予測が、SではなくSとKの間にあるXになることを示しています。 【計算】 当初の予定では、納品直後の在庫量はS+E=最大在庫量です。 予測が変わると、Eをそのまま納品した直後の在庫量はX+Eになります。 X+Eと最大在庫量の差は、(X+E)-(S+E)=X-Sです。 XはSより大きいので、そのままでは最大在庫量をX-Sだけ超えてしまいます。 したがって、X-Sだけの発注を取り消せば、納品直後の在庫量がちょうど最大在庫量になります。 【選択肢別解説】 1:× E+S-Xを追加発注すると、納品直後の在庫量はさらに増えます。 在庫量はもともと予定より多くなるので、追加発注ではなく取消しが必要です。 2:× K+S-Xを追加発注しても、同じく納品直後の在庫量が増え、最大在庫量を超えます。 発注点Kは発注のタイミングを決める値であり、変更量の計算には関係しません。 3:× K-Xだけ取り消すと、納品直後の在庫量はX+E-(K-X)となります。 予定の最大在庫量S+Eと一致するとは限らず、取り消す量が正しくありません。 4:○ 納品直前の在庫量が予定よりX-Sだけ多くなるので、その分の発注を取り消します。 これで納品直後の在庫量は最大在庫量と等しくなり、上限を超えません。 【ポイント】 定量発注方式では、納品直前の在庫量と発注量の和が最大在庫量になるように考えます。 在庫量の予測が増えた分だけ発注量を減らせば、最大在庫量を守れます。まとめて解く
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