修了試験 2018-01-28実施分 基本情報技術者試験 問80
S社が備品を購入するとき,購入先のK社と図の手順で取引を行っている。 この取引手順の中で,売買契約が成立するのはどの時点か。 ここで,取引の内容は見積書以降の取引手順を通じて変わらないものとする。

正答2
解説
正解は2です。 図の取引手順の中で、売買契約が成立する時点を問う問題です。 図では、S社(購入元)とK社(購入先)の間で、時間の経過に沿って次の順に書類がやり取りされています。 まず、S社からK社へ見積り依頼を送り、K社が見積書を返します。 ①はS社からK社への注文書、②はK社からS社への注文請書です。 ③はK社からS社への納品と納品書、④はS社からK社への受領書です。 その後、K社が請求書を送り、S社が支払を行います。 契約は、一方の申込みに対して相手方が承諾したときに成立します。 【選択肢別解説】 1:× ①の注文書は、S社が購入を申し込む「申込み」に当たります。 K社がまだ承諾していないので、この時点では契約は成立しません。 2:○ ②の注文請書は、K社が注文を引き受けることを示す「承諾」に当たります。 申込みに対する承諾がそろうので、この時点で売買契約が成立します。 3:× ③の納品は、成立した契約に基づいてK社が商品を引き渡す「履行」です。 契約の成立はそれより前です。 4:× ④の受領書は、S社が商品を受け取ったことを示す書類です。 契約の履行を確認するもので、契約が成立する時点ではありません。 【ポイント】 見積書は取引条件を示したもので、一般にはそれに対する注文が申込みとみなされます。 出題当時の民法では、離れた者どうしの契約は承諾の通知を発した時に成立するとされていました。 2020年4月施行の改正民法では承諾の通知が届いた時に成立しますが、承諾に当たる②で契約が成立するという結論は変わりません。まとめて解く
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