学校における教師,クラス,教室の三つのエンティティの関係を表すE-R図(a),(b)について考える。
この二つのE-R図の読み方のうち,適切なものはどれか。
ここで,“1 1”は1対1の対応関係を表し,“1 *”は1対多の対応関係を表す。
正答2
解説
正解は2です。
E-R図の多重度(対応関係)を読み取る問題です。
図の(a)では、教師とクラスの間が1対1、クラスと教室の間も1対1です。
図の(b)では、教師とクラスの間が教師側1、クラス側*の1対多です。
クラスと教室の間は、クラス側*、教室側1の多対1です。
【図の読み取り】
(b)の教師1とクラス*は、1人の教師が複数のクラスを担当でき、1つのクラスの担当教師は1人であることを表します。
(b)のクラス*と教室1は、1つの教室を複数のクラスが使い、1つのクラスの教室は1つであることを表します。
【選択肢別解説】
1:× (a)はすべて1対1なので、教師か教室を決めればクラスが決まるという前半は正しいです。
しかし(b)では、1人の教師も1つの教室も複数のクラスと対応するので、両方を決めてもクラスが1つに決まるとは限りません。
2:○ (a)の教師とクラスは1対1なので、教師が担当できるクラスは一つだけです。
(b)は教師1に対してクラス*なので、1人の教師が複数のクラスを担当することがあります。
3:× (b)のクラスと教室は、クラス側*、教室側1です。
1つのクラスに割り当てられる教室は1つで、複数の教室が割り当てられることはありません。
4:× (b)の教師とクラスは、教師側が1です。
1つのクラスを担当する教師は1人であり、複数の教師で担当することはありません。
【ポイント】
E-R図の多重度は、相手側の端に書かれた数字を「1つのエンティティに対応する相手の数」として読みます。
教師の側から見るときはクラス側の記号、クラスの側から見るときは教師側の記号を見ます。