キャッシュメモリのアクセス時間及びヒット率と,主記憶のアクセス時間の組合せのうち,主記憶の実効アクセス時間が最も短くなるものはどれか。
(表の列)アクセス時間(ナノ秒)|ヒット率(%)|主記憶アクセス時間(ナノ秒)
正答4
解説
正解は4です。
キャッシュメモリを使ったときの実効アクセス時間(平均アクセス時間)を比較する問題です。
データがキャッシュにあればキャッシュのアクセス時間、なければ主記憶のアクセス時間がかかります。
【計算】
実効アクセス時間=ヒット率×キャッシュアクセス時間+(1-ヒット率)×主記憶アクセス時間です。
選択肢1は0.6×10+0.4×70=6+28=34ナノ秒です。
選択肢2は0.7×10+0.3×70=7+21=28ナノ秒です。
選択肢3は0.7×20+0.3×50=14+15=29ナノ秒です。
選択肢4は0.8×20+0.2×50=16+10=26ナノ秒です。
【選択肢別解説】
1:× ヒット率が60%と低く、主記憶へのアクセスが4割を占めます。
実効アクセス時間は34ナノ秒で最も長くなります。
2:× キャッシュは速いものの、主記憶が70ナノ秒と遅いため、28ナノ秒にとどまります。
3:× 主記憶は速いですが、ヒット率が70%なので29ナノ秒です。
4:○ ヒット率が80%と高く、主記憶も50ナノ秒と速いため、26ナノ秒で最も短くなります。
【ポイント】
キャッシュ単体の速さだけでなく、ヒット率と主記憶の速さも含めて計算する必要があります。
公式の「1-ヒット率」はミス率を表します。