あるオンラインシステムでは,100 MIPSのCPUを使い,1時間当たり36,000件のトランザクションを処理することが求められている。
CPU利用率の上限を80%とするとき,1トランザクション当たりの平均命令数の上限は何万個か。
正答2
解説
正解は2です。
CPU(中央処理装置)の性能から、1トランザクション当たりに使える命令数を求める問題です。
MIPS(Million Instructions Per Second)は、1秒間に実行できる命令の数を百万単位で表します。
【計算】
CPUの性能は100MIPS、つまり1秒に1億命令です。
利用率の上限が80%なので、使える命令数は1億×0.8=8,000万命令/秒です。
処理件数は1時間に36,000件なので、36,000÷3,600秒=10件/秒です。
1件当たりの命令数の上限は8,000万÷10=800万命令です。
単位を万個にすると800万個になります。
【選択肢別解説】
1:× 0.2万個(2,000個)では少なすぎます。
1秒に8,000万命令を10件で分け合うので、1件当たり800万命令まで使えます。
2:○ 利用率80%の上限で使える命令数を、1秒当たりの件数10件で割った正しい値です。
3:× 1,000万個は、利用率を100%として計算した値です。
上限80%の条件を反映していません。
4:× 1,250万個は、1,000万を0.8で割った値です。
利用率の上限は掛けて使うものであり、割ると逆に大きくなってしまいます。
【ポイント】
時間当たりの件数は、必ず秒当たりにそろえてから計算します。
利用率の上限は、使える性能を減らす方向(掛け算)で効くことを確認しましょう。