投資案件において,5年間の投資効果をROI(Return On Investment)で評価した場合,四つの案件a~dのうち,最もROIが高いものはどれか。
ここで,割引率は考慮しなくてもよいものとする。
案件a(投資額100):1年目~5年目の利益=15, 30, 45, 30, 15
案件b(投資額200):1年目~5年目の利益=105, 75, 45, 15, 0
案件c(投資額300):1年目~5年目の利益=60, 75, 90, 75, 60
案件d(投資額400):1年目~5年目の利益=105, 105, 105, 105, 105
正答1
解説
正解は1です。
ROI(Return On Investment:投資利益率)は、投資額に対してどれだけの利益が得られたかを表す指標です。
ここでは、5年間の利益の合計を投資額で割って比べます。
【計算】
案件aの利益合計は、15+30+45+30+15=135で、ROIは135÷100=1.35です。
案件bの利益合計は、105+75+45+15+0=240で、ROIは240÷200=1.2です。
案件cの利益合計は、60+75+90+75+60=360で、ROIは360÷300=1.2です。
案件dの利益合計は、105×5=525で、ROIは525÷400≒1.31です。
最もROIが高いのは、1.35の案件aです。
利益合計から投資額を引いた額を投資額で割る方法で計算しても、aが35%で最も高くなります。
【選択肢別解説】
1:○ 案件aのROIは1.35で、四つの案件の中で最も高い値です。
2:× 案件bのROIは1.2です。
初年度の利益は大きいものの、合計は投資額の1.2倍にとどまります。
3:× 案件cのROIも1.2です。
利益の合計は360とaより大きいですが、投資額も300と大きいため、率ではaに劣ります。
4:× 案件dのROIは約1.31です。
利益の合計は525で最大ですが、投資額400に対する割合ではaに及びません。
【ポイント】
ROIは、利益の絶対額ではなく、投資額に対する比率で比べます。
割引率を考慮する場合は、将来の利益を現在価値に直してから計算します。