ある時間帯でのジョブの処理状況を計測したところ,次のとおりであった。
どのような状況になっているか。
〔ジョブの処理状況〕
(1) 多重度3でジョブを実行する。
(2) ジョブは5分間隔で発生し,実行時間は多重度に依存せず20分である。
(3) 各ジョブは実行終了後にスプーリング機能を利用して印刷し,印刷時間は15分である。
(4) プリンタは2台使用する。
正答3
解説
正解は3です。
ジョブの発生ペースと、実行および印刷の処理能力を比べます。
処理能力より発生ペースが速い工程では、待ちが増え続けます。
【計算】
ジョブは5分間隔で発生するので、1時間に60÷5=12件発生します。
実行は多重度3で1件20分なので、1時間に3×(60÷20)=9件処理できます。
12件>9件なので、実行待ちが増加します。
実行を終えたジョブは1時間に9件ずつ印刷に回ります。
印刷はプリンタ2台で1件15分なので、1時間に2×(60÷15)=8件処理できます。
9件>8件なので、印刷待ちも増加します。
【選択肢別解説】
1:× 実行の処理能力(1時間9件)も発生ペース(1時間12件)に追いつかないので、実行待ちも増えます。
2:× 印刷の処理能力(1時間8件)は、実行から回ってくる件数(1時間9件)より少ないので、印刷待ちも増えます。
3:○ 実行と印刷のどちらも処理能力が不足しているので、両方の待ちが増加します。
4:× 上の計算のとおり、どちらの工程でも待ちが発生します。
【ポイント】
印刷に回る件数は発生件数ではなく、実行を終えた件数(実行の処理能力)で考える点に注意しましょう。
単位時間当たりの件数にそろえて比べると、間違いにくくなります。