正答1
解説
正解は1です。
この問題は、フォールトトレラントシステムの考え方と実現方法を問うています。
フォールトトレラント(fault tolerant)は、一部に故障が起きてもシステム全体としては機能を維持し続ける考え方です。
その代表的な実現方法が、装置やコンピュータを多重化(冗長化)することです。
【選択肢別解説】
1:○ 複数台のコンピュータで多重化しておけば、1台が故障しても残りの装置で処理を続けられます。
これはフォールトトレラントの典型的な実現方法です。
2:× フェールセーフは、故障時にシステムを安全な側へ停止させる考え方です。
動作の継続を目指すフォールトトレラントの手段としては、機能を縮小して運転を続けるフェールソフトの方が近い考え方です。
3:× 稼働率が高い装置を1台使っても、その装置が故障すれば処理は止まります。
フォールトトレラントは、二重化などの冗長構成で故障の影響を吸収する考え方です。
4:× フォールトトレラントはソフトウェアだけで実現するものではありません。
ハードウェアの多重化が中心であり、ソフトウェアに限定する点が誤りです。
【ポイント】
フォールトトレラントは「故障しても動き続ける」、フェールセーフは「故障したら安全側に倒す」、フェールソフトは「機能を落としてでも動かす」と区別します。
フールプルーフは「人が誤操作をしても危険が生じないようにする」考え方です。