オンラインシステムにおいて,1トランザクションの処理に平均60万命令を実行し,平均2回のファイルアクセスが必要であるとき,CPU性能が30MIPSであるコンピュータの1トランザクションの平均処理時間は何ミリ秒か。
ここで,ファイルの平均アクセス時間は30ミリ秒とし,当該トランザクション以外の処理は発生しないものとする。
正答4
解説
正解は4です。
CPUの処理時間とファイルアクセス時間から、1トランザクションの処理時間を求める問題です。
MIPS(Million Instructions Per Second)は、1秒間に実行できる命令数を百万単位で表した指標です。
【計算】
30MIPSは、1秒間に30×10^6命令を実行できることを表します。
CPU処理時間は、60×10^4命令÷(30×10^6命令/秒)=0.02秒です。
0.02秒は20ミリ秒です。
ファイルアクセス時間は、30ミリ秒×2回=60ミリ秒です。
合計は、20ミリ秒+60ミリ秒=80ミリ秒です。
【選択肢別解説】
1:× 8ミリ秒では、ファイルアクセス2回分の60ミリ秒すら賄えません。
CPU処理時間とファイルアクセス時間の両方を足す必要があります。
2:× 40ミリ秒は、ファイルアクセス2回分の60ミリ秒よりも短く、正しい合計になりません。
ファイルアクセスは30ミリ秒×2回で60ミリ秒かかります。
3:× 62ミリ秒は、CPU処理時間を2ミリ秒と1桁小さく計算した値です。
正しくは60万÷3,000万=0.02秒で、20ミリ秒です。
4:○ 上の計算のとおり、CPU処理20ミリ秒とファイルアクセス60ミリ秒の合計で80ミリ秒です。
【ポイント】
命令数÷(MIPS値×10^6)で秒単位のCPU時間が求まります。
秒からミリ秒への換算(×1,000)を忘れないようにしましょう。