嚥下内視鏡検査の結果、嚥下障害と診断された患者である。
日本摂食嚥下リハビリテーション学会の嚥下調整食分類 2021のコード2─2(嚥下調整食2─2)を適用することになった。
この患者に適している食品として、最も適当なのはどれか。
1つ選べ。
正答4
解説
正解は4です。
嚥下調整食分類2021のコード2はピューレ・ペースト・ミキサー食で、スプーンですくって食べられ、咀嚼を必要としないものです。
コード2-2は、2-1と異なり、やや不均質(細かな粒がある)でもよいものの、やわらかく、離水がなく、まとまりやすいことが条件です。
【選択肢別解説】
1:× 軟飯は米粒の形が残り、咀嚼を必要とします。
コード4に相当する食品です。
2:× 冷奴は口の中で崩れてばらけやすく、まとまりにくい食品です。
コード2-2の条件に合いません。
3:× 粒入りのポタージュスープは、液体と粒という物性の異なるものが混ざっています。
粒や液体を誤嚥しやすく、コード2-2には適しません。
4:○ 長芋のとろろは、すりおろした細かな不均質さを含むペースト状で、まとまりがあります。
咀嚼せずに送り込めるため、コード2-2に適しています。
5:× 牛乳はとろみのない液体で、流れが速く誤嚥しやすいです。
嚥下障害がある場合はとろみをつける必要があります。
【ポイント】
コード2-1は「均質でなめらか」、2-2は「やや不均質でもやわらかくまとまりやすい」ものです。
とろみのない液体や、粒と液体が混ざったものは誤嚥しやすい代表例です。