K 大学の学生対象の調査から、野菜摂取量が少ないことが明らかになった。
この結果を踏まえ、学生食堂において野菜摂取量増加のための支援を行うことにした。
支援内容と、社会的認知理論を構成する要素の組合せである。
最も適当なのはどれか。
1つ選べ。
正答4
解説
正解は4です。
社会的認知理論は、個人の認知・行動・環境が互いに影響し合うという考え方(相互決定主義)を基本とする理論です。
構成要素には、自己効力感、結果期待、観察学習、自己制御などがあります。
【選択肢別解説】
1:× POP表示で野菜の多い料理を示すのは、選びやすくする環境づくり(きっかけの提供)です。
行動の結果どうなるかの見込みである結果期待に働きかける支援ではありません。
2:× 野菜摂取不足を測定する装置で自分の状態を確認するのは、自分の行動を評価する自己制御(セルフモニタリング)にかかわる支援です。
他者の行動を見て学ぶ観察学習ではありません。
3:× 野菜摂取と健康をテーマとしたチラシは、野菜を食べると健康によいという結果期待を高める支援です。
目標を立てて自分の行動を管理する自己制御ではありません。
4:○ 同じ学生が簡単なレシピを調理する動画を見ると、「自分にもできそうだ」と感じやすくなります。
これは代理的経験(モデリング)によって自己効力感を高める支援にあたります。
5:× 現状と目標量を示すポスターは、知識の提供や目標の提示にあたります。
相互決定主義は個人・行動・環境の相互作用を示す理論全体の考え方で、ポスターの掲示と直接対応する要素ではありません。
【ポイント】
自己効力感を高める情報源は、成功体験、代理的経験、言語的説得、生理的・情動的状態の4つです。
自分と似た立場の人がモデルになると、代理的経験の効果が高まります。