正答1
解説
正解は1です。
ペプチド結合(-CO-NH-)は、アミノ酸のカルボキシ基と別のアミノ酸のアミノ基が脱水縮合してできる結合です。
図の構造式のうち、-CO-NH-をもつのは⑴だけです。
【選択肢別解説】
1:○ ⑴はグルタチオン(グルタミン酸・システイン・グリシンからなるトリペプチド)です。
分子内に2か所の-CO-NH-をもち、SH基による抗酸化作用を示します。
グルタミン酸とシステインの間は、グルタミン酸のγ位のカルボキシ基による結合です。
2:× ⑵はトリヨードチロニン(甲状腺ホルモン)で、チロシンから作られるアミノ酸誘導体です。
2つのベンゼン環はエーテル結合(-O-)でつながっており、ペプチド結合はありません。
3:× ⑶はアルドステロンで、コレステロールから作られるステロイドホルモンです。
ペプチド結合はありません。
4:× ⑷はプロスタグランジン E2で、アラキドン酸から作られるエイコサノイドです。
ペプチド結合はありません。
5:× ⑸は活性型ビタミンD(1α,25-ジヒドロキシビタミンD3)で、セコステロイド構造をもちます。
ペプチド結合はありません。
【ポイント】
ペプチドホルモン(インスリン、グルカゴンなど)やグルタチオンはペプチド結合をもちます。
ステロイドホルモン、アミノ酸誘導体ホルモン、エイコサノイドはペプチド結合をもちません。