Hill の判定基準において、原因と考えられる要因の曝露と、結果である疾病発症の因果関係を推定するうえで、必要不可欠な条件である。
最も適当なのはどれか。
1つ選べ。
正答3
解説
正解は3です。
Hillの判定基準は、観察研究で認められた関連が因果関係かどうかを判断するための視点です。
9つの視点のうち、因果関係の成立に必ず満たされなければならないのは時間的関係だけです。
【選択肢別解説】
1:× 関連の強固性(強さ)は因果関係を支持する視点です。
しかし、関連が弱くても因果関係があることはあるので、必要不可欠な条件ではありません。
2:× 異なる集団で同じ結果が得られることは関連の一致性です。
因果関係を支持しますが、必須条件ではありません。
3:○ 曝露が結果より前に存在するという時間的関係(時間的先行性)は、論理的に欠かせない条件です。
原因が結果の後に起こることはありえないため、この条件を満たさなければ因果関係は成立しません。
4:× 量反応関係(生物学的勾配)は因果関係を強く支持する視点です。
ただし、量反応関係がみられない因果関係もあるため、必須条件ではありません。
5:× 既知の因果関係との類似性(類似性)は補助的な視点です。
必要不可欠な条件ではありません。
【ポイント】
Hillの判定基準には、強固性・一致性・特異性・時間的関係・生物学的勾配・生物学的妥当性・整合性・実験・類似性があります。
このうち必須とされるのは時間的関係だけです。