50歳、男性。
事務職。
標準体重 60 kg の高 LDL コレステロール血症の患者である。
初回の外来栄養食事指導の翌月、 2回目の指導の前に 1日当たりの摂取量の評価を行った。
改善が必要な項目として、最も適当なのはどれか。
1つ選べ。
正答5
解説
正解は5です。
標準体重60 kgの高LDLコレステロール血症患者の摂取量を、食事療法の目標と比べる問題です。
動脈硬化性疾患予防ガイドラインの食事指導の基準に照らして判断します。
【選択肢別解説】
1:× 適正なエネルギーは標準体重1 kg当たり25〜30 kcal程度です。
60 kg×25〜30 kcal=1,500〜1,800 kcalなので、1,600 kcalは適正範囲内です。
2:× たんぱく質80 gはエネルギー比20%で、目安の範囲内です。
改善が必要な水準ではありません。
3:× 飽和脂肪酸はエネルギー比7%未満が目標です。
1,600 kcalの7%は約12 gなので、8 gは目標を満たしています。
4:× 高LDLコレステロール血症ではコレステロールを200 mg/日未満とします。
150 mgは目標を満たしています。
5:○ 食物繊維は1日25 g以上の摂取が目標とされています。
10 gでは大きく不足しており、水溶性食物繊維を中心に増やす必要があります。
水溶性食物繊維は腸管でのコレステロールや胆汁酸の吸収を妨げ、LDLコレステロールを下げます。
【ポイント】
高LDLコレステロール血症の食事療法は、飽和脂肪酸7%未満・コレステロール200 mg/日未満・食物繊維25 g以上が要点です。
野菜・海藻・きのこ・大豆・未精製穀類を増やす指導を行います。