正答4
解説
正解は4です。
貧血、白血病、多発性骨髄腫などの血液疾患の病態を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 再生不良性貧血では、造血幹細胞は増加ではなく減少しています。
骨髄の造血能が低下し、赤血球、白血球、血小板がすべて減る汎血球減少となります。
2:× 多発性骨髄腫では、低カルシウム血症ではなく高カルシウム血症が起こります。
骨髄腫細胞により骨が破壊され、骨からカルシウムが溶け出すためです。
3:× 悪性貧血は、エリスロポエチンの産生低下ではなく、ビタミンB12の吸収障害によって起こります。
胃の内因子が不足するためで、エリスロポエチンの産生低下で起こるのは腎性貧血です。
4:○ 急性白血病では、出血傾向がみられます。
白血病細胞が骨髄で増殖して正常な造血が抑えられ、血小板が減少するためです。
5:× 成人T細胞白血病は、HIVではなくヒトT細胞白血病ウイルス1型(HTLV-1)によって起こります。
HIVはエイズ(後天性免疫不全症候群)の原因ウイルスです。
【ポイント】
急性白血病の三大症状は、貧血、感染(発熱)、出血傾向です。
悪性貧血は巨赤芽球性貧血の一つで、胃切除後にも同様の機序で起こります。