正答3
解説
正解は3です。
主な症候が起こる仕組みと、出血部位の見分け方を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 浮腫は、血漿膠質浸透圧の上昇ではなく低下で出現します。
低アルブミン血症で血管内に水を保てなくなり、組織に水が漏れ出します。
2:× 鮮血便は、上部ではなく下部消化管からの出血で出現します。
上部消化管からの出血では、黒色のタール便となります。
3:○ 右心不全では、全身からの静脈血が心臓に戻りにくくなり、静脈圧が上昇します。
そのため浮腫や肝腫大とともに腹水が出現します。
4:× 吐血は、呼吸器ではなく上部消化管からの出血です。
呼吸器からの出血を口から出すことは喀血といいます。
5:× JCS(Japan Coma Scale)は、認知機能ではなく意識レベルの指標です。
覚醒の程度により3段階9区分で評価します。
【ポイント】
右心不全では体循環のうっ血(浮腫・頸静脈怒張・肝腫大・腹水)が、左心不全では肺うっ血(呼吸困難)が起こります。
吐血と喀血、タール便と鮮血便の区別はよく出題されます。