正答4
解説
正解は4です。
スクリーニング検査の評価指標(敏感度・特異度・陽性反応的中度)の関係を問う問題です。
敏感度と特異度は検査固有の性能ですが、陽性反応的中度は有病率の影響を受けます。
【選択肢別解説】
1:× ROC曲線の横軸は特異度ではなく、「1−特異度」(偽陽性率)です。
縦軸に敏感度をとり、カットオフ値を変えたときの組合せを描きます。
2:× 敏感度を高くすると、偽陽性率は低くなるのではなく高くなります。
カットオフ値を下げて敏感度を上げると特異度が下がり、偽陽性が増えるためです。
3:× 敏感度と特異度が一定なら、有病率が高くなるほど陽性反応的中度は低くなるのではなく高くなります。
有病者が多い集団では、陽性者の中に占める真の有病者の割合が増えるためです。
4:○ スクリーニング検査は、有病率が高い疾病に適しています。
有病率が高いと陽性反応的中度が高くなり、効率よく有病者を見つけられるためです。
有病率が低いと偽陽性者が相対的に多くなり、精密検査の負担が増えます。
5:× スクリーニングの目的は疾病の診断ではありません。
疾病の疑いのある人をふるい分けることが目的であり、確定診断は精密検査で行います。
【ポイント】
陽性反応的中度は有病率が高いほど高くなります。
ROC曲線は「縦軸が敏感度、横軸が1−特異度」で、左上に近いほど優れた検査です。