正答3
解説
正解は3です。
高カイロミクロン血症では、食事の脂質から作られるカイロミクロンが分解されずに血中にたまり、著しい高トリグリセリド血症になります。
急性膵炎の危険が高いため、脂質の摂取を厳しく制限することが栄養管理の中心です。
【選択肢別解説】
1:× 炭水化物を30%E以下に制限する必要はありません。
脂質を厳しく制限するため、炭水化物が主なエネルギー源となります。
2:× たんぱく質を10%E以下に制限する必要はありません。
適正量を確保します。
3:○ カイロミクロンは食事中の脂質から作られるので、脂質の摂取エネルギー比率を15%E以下に制限します。
記述は正しいです。
4:× n-3系脂肪酸はトリグリセリドを低下させる働きがあり、特別に制限する必要はありません。
制限するのは脂質全体の量です。
5:× 食物繊維を制限する必要はありません。
食物繊維は脂質や糖質の吸収を緩やかにするので、十分に摂取します。
【ポイント】
中鎖脂肪酸(MCT)は、カイロミクロンを作らずに門脈から吸収されるため、エネルギー補給に利用できます。
アルコールはトリグリセリドを上昇させるので禁酒とします。