正答5
解説
正解は5です。
加齢に伴う細胞・組織の変化と、細胞死・萎縮の用語の区別を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 細胞分裂を繰り返すと、テロメアは長くなるのではなく短くなります。
一定の長さより短くなると細胞は分裂を停止し、これが細胞老化の一因と考えられています。
2:× プログラム化された細胞死は、ネクローシスではなくアポトーシスといいます。
ネクローシス(壊死)は、虚血や外傷などで起こる受動的な細胞死で、炎症を伴います。
3:× 加齢に伴い、細胞内水分量は増加ではなく減少します。
細胞数や筋肉量が減るため、体水分量の中でも細胞内液が減ります。
4:× 加齢に伴う臓器の萎縮は、廃用性萎縮ではなく生理的萎縮(老人性萎縮)といいます。
廃用性萎縮は、長期臥床などで臓器や筋肉を使わないために起こる萎縮です。
5:○ 脳血管疾患は、認知症の原因になります。
脳梗塞や脳出血によって神経細胞が障害されると、血管性認知症を起こします。
【ポイント】
アポトーシスは炎症を伴わない計画的な細胞死、ネクローシスは炎症を伴う壊死です。
認知症の原因はアルツハイマー型が最も多く、血管性認知症がそれに次ぎます。