正答4
解説
正解は4です。
電離放射線の健康影響を、発症までの時期(早期影響と晩発影響)で区別できるかを問う問題です。
早期影響は被曝後数週間以内に現れ、晩発影響は数か月から数十年後に現れます。
【選択肢別解説】
1:× 白内障は、早期ではなく晩発性に発生する影響です。
しきい線量を超える被曝から数年以上たって水晶体の混濁が現れます。
2:× 白血病は、晩発影響です。
被曝から数年以上たって発生する確率的影響で、しきい線量がないと考えられています。
3:× 胎児の障害は、被曝直後に被曝者本人に現れる早期影響ではありません。
胎児期の被曝による奇形や発育障害は、胎児への影響として早期影響とは別に扱われます。
4:○ 皮膚の紅斑は、早期に発生する影響です。
一定以上の線量を一度に浴びると、皮膚の血管が障害されて数時間から数週間で紅斑が現れます。
脱毛や造血障害も同じく早期に現れる確定的影響です。
5:× 皮膚がんは、晩発影響です。
白血病と同じく、被曝から長期間たって発生する確率的影響に分類されます。
【ポイント】
早期影響には、皮膚の紅斑、脱毛、造血障害、不妊などがあります。
晩発影響には、白内障、がん、白血病があり、がんと白血病は確率的影響です。