正答4
解説
正解は4です。
減塩に関わる活動を、公衆衛生の基本概念と正しく結び付けられるかを問う問題です。
予防の段階、ハイリスク/ポピュレーションアプローチ、PDCAサイクルの区別が前提になります。
【選択肢別解説】
1:× 減塩教室の実施は、PDCAサイクルのD(Do:実行)にあたります。
C(Check)は実施後に効果や達成度を評価する段階です。
2:× 高血圧症患者への食事療法は、ポピュレーションアプローチではありません。
リスクの高い人に絞って介入するため、ハイリスクアプローチ(または三次予防寄りの重症化予防)にあたります。
3:× 一般家庭への減塩食品の普及は、ハイリスクアプローチではありません。
集団全体のリスクを下げる働きかけなので、ポピュレーションアプローチです。
4:○ マスメディアを用いた減塩キャンペーンは、一次予防です。
発症前の人々に生活習慣の改善を促し、高血圧などの発症を防ぐ健康増進の活動だからです。
5:× メタアナリシスとインフォームド・コンセントは関係しません。
メタアナリシスは複数の研究結果を統合して効果を評価する手法で、エビデンスの構築にあたります。
インフォームド・コンセントは、説明を受けたうえでの同意のことです。
【ポイント】
一次予防は発症予防、二次予防は早期発見・早期治療、三次予防は重症化予防とリハビリテーションです。
ポピュレーションアプローチは集団全体の分布を移動させ、ハイリスクアプローチは高リスク者に絞って介入します。