正答3
解説
正解は3です。
年齢調整死亡率は、年齢構成の違う集団どうしの死亡状況を比べるために、基準人口の年齢構成にそろえて計算した死亡率です。
直接法と間接法(標準化死亡比)の違いも押さえておく必要があります。
【選択肢別解説】
1:× 年齢調整死亡率は、粗死亡率より大きくなるとは限りません。
高齢者の多い集団では粗死亡率より小さく、若い人の多い集団では大きくなります。
2:× 標準化死亡比(SMR)は、間接法による指標です。
人口規模が小さく年齢階級別の死亡率が安定しない集団でこそ用いられます。
3:○ 年齢構成の影響を取り除くので、老年人口が多い集団と少ない集団を比較できます。
これが年齢調整を行う目的です。
4:× 年齢調整には、年齢構成をそろえるための基準集団が必要です。
わが国では当時、昭和60年モデル人口が基準人口として使われていました。
5:× 基準人口に世界人口などを用いれば、海外の集団とも比較できます。
国際比較にも利用される指標です。
【ポイント】
直接法は対象集団の年齢階級別死亡率を基準人口に当てはめる方法で、間接法は基準集団の死亡率から期待死亡数を求める方法です。
なお、2020年から基準人口は平成27年モデル人口に変更されました。