正答5
解説
正解は5です。
出血しやすくなる病気(出血性疾患)の原因を問う問題です。
血管・血小板・凝固因子・線溶系のどこに異常があるかを区別することがポイントです。
【選択肢別解説】
1:× 新生児メレナは、ビタミンB6ではなくビタミンKの欠乏症です。
新生児はビタミンKの蓄えが少なく、凝固因子が十分に作られないために消化管から出血します。
2:× 特発性血小板減少性紫斑病(ITP)は、ビタミンK欠乏症ではありません。
血小板に対する自己抗体ができ、血小板が破壊されて減少する自己免疫疾患です。
3:× 壊血病では、プロトロンビンの合成は抑制されません。
壊血病はビタミンCの欠乏でコラーゲンの合成が障害され、血管がもろくなって出血する病気です。
4:× 血友病は、内因子ではなく血液凝固因子の欠乏によって起こります。
血友病Aは第Ⅷ因子、血友病Bは第Ⅸ因子の先天的な欠乏で、内因子は胃から分泌されビタミンB12の吸収に関わる物質です。
5:○ 播種性血管内凝固症候群(DIC)では、線溶系が亢進します。
全身の血管内で凝固が起こって微小な血栓が多数でき、それを溶かそうとして線溶系が二次的に強く働くからです。
【ポイント】
DICでは血小板や凝固因子が消費されて減少し、FDPやDダイマーが上昇します。
プロトロンビンなどの凝固因子の合成に必要なのは、ビタミンKです。