正答1
解説
正解は1です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(アディポサイトカインではないもの)です。
アディポサイトカインは、脂肪細胞から分泌される生理活性物質の総称です。
【選択肢別解説】
1:○ GLP-1(グルカゴン様ペプチド1)は、アディポサイトカインではありません。
小腸下部のL細胞から分泌される消化管ホルモン(インクレチン)で、インスリン分泌を促進します。
2:× TNF-α(腫瘍壊死因子α)は、アディポサイトカインです。
肥大した脂肪細胞から多く分泌され、インスリン抵抗性を引き起こします。
3:× アディポネクチンは、アディポサイトカインです。
インスリン感受性を高め、動脈硬化を抑える善玉の物質で、内臓脂肪が増えると分泌が減少します。
4:× レプチンは、アディポサイトカインです。
視床下部に作用して食欲を抑え、エネルギー消費を高めます。
5:× PAI-1(プラスミノーゲン活性化抑制因子1)は、アディポサイトカインです。
血栓を溶かす線溶系を抑えるため、内臓脂肪の増加で分泌が増えると血栓ができやすくなります。
【ポイント】
内臓脂肪が増えると、アディポネクチンは減少し、TNF-α・PAI-1・レプチンなどは増加します。
GLP-1とGIP(グルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド)は、消化管から分泌されるインクレチンです。