A さん、53歳、女性。
会社の特定健康診査の結果は、身長 155 cm、体重 61 kg、 BMI 25.4 kg/m 2、腹囲 91 cm、血圧 136/82 mmHg、空腹時血糖値 98 mg/dL、血清中性脂肪値 120 mg/dL、血清 HDL コレステロール値 58 mg/dL であった。
また、問診により以下のことが明らかになった。
服薬なし。
喫煙なし。
通勤で 30分程度歩いているが、日常的運動習慣はない。
飲酒量は毎日缶ビール(350 mL)1本。
朝食を抜くことがある。
A さんの特定健康診査における、ステップ 2の追加リスクの数と保健指導レベルの組合せである。
正しいのはどれか。
1つ選べ。
追加リスクの数 保健指導レベル
正答2
解説
正解は2です。
特定健康診査の結果から、保健指導対象者を階層化する問題です。
出題当時の基準で、ステップ1(腹囲・BMI)、ステップ2(追加リスク)、ステップ3(グループ分け)の順に判定します。
【計算】
ステップ1では、女性の腹囲91 cmが基準の90 cm以上に該当します。
ステップ2の血糖は、空腹時血糖98 mg/dLで基準の100 mg/dL未満のため、該当しません。
ステップ2の脂質は、中性脂肪120 mg/dL(基準150以上)、HDLコレステロール58 mg/dL(基準40未満)のため、該当しません。
ステップ2の血圧は、収縮期136 mmHgが基準の130 mmHg以上に該当します。
喫煙歴はなく、追加リスクは血圧の1つです。
腹囲該当で追加リスクが1つの場合、保健指導レベルは動機づけ支援です。
【選択肢別解説】
1:× 追加リスクを0としている点が誤りです。
収縮期血圧136 mmHgは、基準の130 mmHg以上に該当します。
2:○ 追加リスクは血圧の1つで、腹囲が基準以上で追加リスク1つの場合は動機づけ支援です。
3:× 追加リスクを2としている点が誤りです。
血糖と脂質は基準に該当しません。
4:× 追加リスクを2、保健指導レベルを積極的支援としている点が誤りです。
腹囲該当で追加リスクが2つ以上の場合に積極的支援となりますが、本例のリスクは1つです。
5:× 追加リスクを3、保健指導レベルを積極的支援としている点が誤りです。
【ポイント】
腹囲基準該当者は、追加リスク2つ以上で積極的支援、1つで動機づけ支援です。
喫煙歴は、血糖・脂質・血圧のリスクが1つ以上ある場合にのみ追加リスクとして数えます。
65歳以上75歳未満は、積極的支援に該当しても動機づけ支援とします。