第115回 看護師国家試験 午後問146
蝸牛管頂部近くの Corti〈コルチ〉器で感知されるのはどれか。
正答2
解説
正解は2。
蝸牛は螺旋状の構造で、コルチ器の有毛細胞が基底膜上に並ぶ。
基底膜は基部(卵円窓側、蝸牛底)で硬く狭く、頂部(蝸牛頂)で柔らかく広い構造をしており、この物理的特性により高音は基部で、低音は頂部で感知される(場所説、Békésyの進行波理論)。
よって蝸牛管頂部近くで感知されるのは「低い音」である。
3の大きい音・4の小さい音は音の強さの感覚で、興奮する有毛細胞の数や聴神経の発火頻度で表現される。
加齢性難聴(presbycusis)では高音域(蝸牛底)の有毛細胞から障害される感音難聴のパターンを示し、子音の聞き取りが困難になる特徴がある。
騒音性難聴も4kHz付近から障害される。
蝸牛の解剖と音の周波数分析の関係は基本知識である。まとめて解く
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