正答3
解説
正解は3です。
意識が低下すると舌を支える筋の緊張がゆるみ、舌の付け根(舌根)が重力で喉の奥に落ち込みます。
これを舌根沈下といい、気道がふさがって窒息の原因になります。
舌が喉に落ち込まない向きに体を保つ体位を選びます。
【選択肢別解説】
1:× 仰臥位では、舌根が重力で後方に落ちて気道をふさぎやすくなります。
舌根沈下が最も起こりやすい体位です。
2:× 膝胸位は、膝と胸を床につけて殿部を高くする体位です。
直腸や肛門の診察などに用いる体位で、舌根沈下の防止には用いません。
3:○ 側臥位では、舌根が重力で横に落ちるため、気道がふさがりにくくなります。
吐物や分泌物も口から外へ流れ出るため、誤嚥の防止にもなります。
4:× 骨盤高位は、骨盤を頭より高くする体位です。
舌根沈下の防止には役立たず、意識が低い患者では誤嚥の危険も高まります。
【ポイント】
意識障害のある患者の気道確保には、頭部後屈あご先挙上法や回復体位(側臥位)が用いられます。
回復体位は、舌根沈下と吐物の誤嚥を同時に防ぐ体位です。