正答3
解説
正解は3です。
乳幼児の身体発育曲線では、1回の測定値よりも曲線に沿った増え方(経過)が重要です。
SD曲線を下向きに横切って離れていく場合や、−2.0SDを下回る場合は異常を疑います。
曲線3は9か月ごろから体重がほとんど増えず、平均の線から離れて、18か月では−1.0SDの線まで下がっています。
【選択肢別解説】
1:× 曲線1は上向きに曲線を横切っていますが、+1.0SDと+2.0SDの間で安定して推移しています。
直ちに異常とはいえません。
2:× 曲線2は+1.0SD付近から平均値付近へ下がっていますが、正常範囲内にとどまっています。
異常が強く疑われる経過ではありません。
3:○ 曲線3は9か月までは平均の線に沿って増えていましたが、その後はほとんど増えていません。
平均の線から離れて−1.0SDの線まで下がっており、体重増加不良として原因の精査が必要です。
4:× 曲線4は出生時から−2.0SD付近にあり、その線に沿って増えています。
曲線を横切らず一定の増え方なので、直ちに異常とはいえません。
【ポイント】
体重増加不良の原因には、栄養摂取の不足、消化吸収障害、慢性疾患のほか、虐待(ネグレクト)もあります。
成長曲線は経過を追って評価しましょう。