第111回 看護師国家試験 午後問240
Aちゃん(6か月、女児)は両親と3人暮らし。
母親と小児科外来に来院した。
母親は「Aは昨日高さ30cmのソファから転落して泣いていました。今朝になっても痛いのか右手を動かさないので受診しました」と看護師に話した。
看護師が身体計測のためAちゃんの服を脱がせると、顔面、頭部と体幹に最近できた紫斑と、生じてから時間が経った紫斑が複数あった。
さらに、両足に多数の円形の熱傷痕があった。
Aちゃんは身長66.5cm(50パーセンタイル)、体重6.0kg(3パーセンタイル未満)であった。
母親は看護師に「Aは毎晩夜泣きをするし、夫もAにはイライラさせられています」と話した。
看護師は虐待の可能性があると考えて対応することとし、母子分離を図ることとなった。
このときの看護師の対応で適切なのはどれか。
正答4
解説
正解は4。
「プライバシーを保護できる個室で話を聞くと伝える。」が正しい。
事例では、現在の危険、対象者の意思、家族や地域資源、継続支援の必要性を同時に読む。
最初に安全を守り、次に本人の力を生かす対応を選ぶ。
1の「虐待にあたることを伝える。」は、この場面で最初に確認・実施すべき内容とは優先順位が異なる。
2の「乳児期に起こりやすい事故について説明する。」は、この場面で最初に確認・実施すべき内容とは優先順位が異なる。
3の「児童相談所に通告することへの母親の同意を得る。」は、この場面で最初に確認・実施すべき内容とは優先順位が異なる。
4は、設問で問われた適切なものの条件に合う。
5の「母親の代わりに父親が A ちゃんに面会できると伝える。」は、この場面で最初に確認・実施すべき内容とは優先順位が異なる。
事例問題は、設問時点で最も危険を減らす選択肢を優先する。まとめて解く
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