第109回 看護師国家試験 午後問204
高齢者が共同生活をする施設で、感染の拡大予防のために個室への転室などの対応を必要とするのはどれか。
正答4
解説
正解は4。
角化型疥癬(ノルウェー疥癬)は免疫低下した高齢者・寝たきり患者に発症する重症型疥癬で、ヒゼンダニが100万~200万匹寄生し、皮膚から落ちる垢にも多数の虫体が含まれ高度に感染力が強い。
短時間の接触でも感染するため、個室隔離・接触予防策(ガウン・手袋)・寝具やリネンの専用化が必要。
1の白癬は皮膚糸状菌感染で接触感染するが、個室隔離までは不要(リネン共有を避ける程度)。
2の帯状疱疹は水痘・帯状疱疹ウイルス再活性化で、水痘既往者には伝染力は低いが、未罹患者・免疫低下者がいる施設では水疱が痂皮化するまで隔離。
3の蜂窩織炎は皮膚・皮下組織の細菌感染(連鎖球菌・黄色ブドウ球菌)で、人から人への伝播は通常なく隔離不要。
5の皮膚カンジダ症はカンジダ属真菌で、湿潤環境で増殖するが伝染性は低く隔離不要。
通常疥癬は数十匹の寄生で個室隔離は通常不要(標準予防策+接触予防策)。まとめて解く
第109回を通しで解く(240問)→
この回の他の問題
第109回 看護師国家試験 の全240問を見る →