第109回 看護師国家試験 午後問201
健常な成人において、血液中のグルコース濃度が低下した時に、グルカゴンの働きでグリコゲンを分解してグルコースを生成し、血液中に放出するのはどれか。
正答1
解説
正解は1。
グルカゴンは膵α細胞から分泌され、肝細胞のグルカゴン受容体に結合してcAMP-PKA経路を活性化し、グリコーゲン分解(グリコゲノリシス)と糖新生を促進してグルコースを血中に放出する。
肝臓は約100gのグリコーゲンを蓄え、血糖維持の主要臓器。
2の骨格筋もグリコーゲンを多量に蓄える(約400g)が、グルコース-6-ホスファターゼを欠くためグルコースに戻して血中に放出できず、筋肉自身のエネルギー源としてのみ利用する。
グルカゴン受容体もほぼ発現しない。
3の脂肪組織はトリグリセリドを蓄える組織で、グルカゴンの作用は脂肪分解(リポリシス)。
4の心臓は持続的にグルコース・脂肪酸・乳酸を消費する組織でグリコーゲン貯蔵は少量。
5の膵臓はインスリン・グルカゴンを分泌する臓器で、グリコーゲン分解の主臓器ではない。
血糖調節:低血糖時にグルカゴン・カテコラミン・コルチゾール・成長ホルモンが分泌され、高血糖時にインスリンが分泌される。まとめて解く
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