第109回 看護師国家試験 午後問183
順調に分娩が進行している産婦から「腟から水っぽいものが流れ、下着が濡れた」 と看護師に訴えがあった。
流出したものを確認すると、量は少量で、羊水特有の臭いを認めた。
その時の産婦への対応で優先されるのはどれか。
正答4
解説
正解は4。
羊水特有の臭いを伴う水様性流出は破水を示し、破水後は臍帯脱出や羊水感染、胎児機能不全のリスクが高まるため、まず胎児心拍数を確認して胎児の状態を評価することが最優先となる。
1の更衣は感染予防上重要だが、胎児の安全確認が先。
2の体温測定は感染兆候の評価として大切だが緊急性は胎児評価より低い。
3の食事摂取は分娩が進行中であり、麻酔や緊急帝王切開の可能性を考えると控えるべきで適切でない。
破水の確認はBTBテストペーパー(青変)、ニトラジン試験、羊水中AFP・IGFBP-1検査などで行う。
前期破水(陣痛前破水)では感染リスクが高まるため抗菌薬投与と分娩管理を検討する。
看護では破水時刻、羊水の色(緑色は胎便混入=胎児機能不全)・量・臭い、胎児心拍、母体バイタルを記録し、外陰部清潔・パッド交換・安静を指導する。まとめて解く
第109回を通しで解く(240問)→
この回の他の問題
第109回 看護師国家試験 の全240問を見る →