第109回 看護師国家試験 午後問182
エストロゲン低下によって更年期の女性に起こるのはどれか。
正答1
解説
正解は1。
更年期はエストロゲン分泌低下により骨吸収が骨形成を上回り、骨量低下(特に閉経後骨粗鬆症)が急速に進行する。
エストロゲンは破骨細胞活性を抑制する作用があるため、減少すると骨吸収が亢進する。
閉経後5~10年で骨密度は20%近く低下し、椎体・大腿骨頸部・橈骨遠位端の脆弱性骨折リスクが上昇する。
2の内臓脂肪はエストロゲン低下によりむしろ増加し、メタボリックシンドロームのリスクが高まる。
3の脳血流量はエストロゲン低下で減少し、のぼせや認知機能の低下に関与する。
4のHDLコレステロールはエストロゲン低下により低下し、LDL・中性脂肪は上昇するため、脂質異常症・動脈硬化リスクが上昇する。
更年期症状にはホットフラッシュ・発汗・不眠・抑うつ・関節痛があり、ホルモン補充療法(HRT)や漢方薬(加味逍遙散・当帰芍薬散等)が用いられる。まとめて解く
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