第109回 看護師国家試験 午後問163
中心静脈栄養法〈TPN〉で高カロリー輸液を用いる際に、起こりやすい合併症はどれか。
正答2
解説
正解は2。
中心静脈栄養法(TPN)では高濃度のグルコース(10~25%)を含む輸液を投与するため、急速投与や持続投与中の血糖管理不十分で高血糖を起こしやすい。
血糖測定とインスリンスライディングスケールでの血糖コントロールが必須。
1の高血圧はTPNの主要合併症ではない。
3の末梢静脈炎は末梢静脈ではなく中心静脈(上大静脈)にカテ先を留置するため起きにくい(むしろ高浸透圧の輸液は末梢には不適)。
4の正中神経麻痺は採血や末梢ライン留置時の神経損傷で起こりうるが、中心静脈穿刺(鎖骨下静脈・内頸静脈・大腿静脈)では一般的な合併症ではない。
TPNの合併症はほかにカテーテル関連血流感染症(CRBSI)、気胸(鎖骨下穿刺時)、空気塞栓、高血糖・低血糖、電解質異常、肝機能障害、リフィーディング症候群、必須脂肪酸欠乏、ビタミン欠乏など。まとめて解く
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