第106回 看護師国家試験 午後問240
Aさん(32歳、女性)は、営業で外出の多い業務を担当している。
1か月前から発熱、倦怠感、関節痛および顔面の紅斑が出現し、近くの医療機関を受診したところ全身性エリテマトーデス〈SLE〉と診断され治療目的で入院した。
入院時所見は身長160 cm、体重55 kg。
血圧142/80 mmHg。
血液検査データは、白血球4,400/μL、血小板17.5万/μL、Hb 12.5 g/dL、クレアチニン2.5 mg/dL、抗核抗体は陽性であった。
Aさんはプレドニゾロン 60 mg/日のステロイド治療が開始となった。
Aさんへの説明で適切なのはどれか。
正答3
解説
正解は3(薬の影響で気分が大きく変動するかもしれません)。
プレドニゾロン60mg/日は高用量ステロイド治療で、不眠・気分高揚・抑うつ・易刺激性・ステロイド精神病等の精神症状が副作用として頻発するため、事前に気分変動の可能性を説明し早期発見につなげるのが適切。
選択肢3が正解。
選択肢1は誤り。
塩分制限(高血圧・浮腫予防)、糖質制限(ステロイド糖尿病予防)、Ca・ビタミンD補充(骨粗鬆症予防)が必要で食事制限はある。
2も誤り。
倦怠感を理由とした自己判断の中止は副腎不全(離脱症状)を招き致命的で、必ず医師に相談する。
4も誤り。
ステロイド治療中は易感染状態にあり、SLEでは強い日光が皮疹増悪を招くため紫外線対策が必要。
5も誤り。
抗核抗体は治療で病勢改善後も陽性が持続することが多く、活動性は抗ds-DNA抗体・補体・尿所見で評価する。まとめて解く
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